大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
『黄麗・真理への道』
32回目は「空海の十住心論 愚童持斎心」のお話です。
前回の記事はこちら・・・その31・空海の十住心論 異生羝羊心
愚童持斎心は「ぐどうじさいしん」と読みます。
これは、空海の十住心論の第二段階目です。
「愚童(愚かな少年)にも他に施す心(斎心)が芽生える。」
ここは、節食を思い、五戒を守り、人に施す心が芽生えた状態を表しています。
倫理・儒教的道徳の精神です。
黄麗は、倫理道徳を守って、節食もしている状態で、
やっと二段階目だということに驚いたのです。
五戒を守り、ベジタリアンになって、やっと仏道の入り口ですよと言われているわけです。
人に親切にしたり、施したりしている人を見ると、黄麗は尊敬してしまいます。
ボランティア活動をしている人も素晴らしいと思います。
なのに、空海からすれば、その人達はまだ、この愚童持斎心なのです。
弘法大師さま、ちょっと、厳しくないですか?
この上がまだ八段階もあるなんて!
思想だけではなくて、大切なのは実践です。
今、黄麗はこの二段階目、何とかクリアだと思うけれど、
善行や施しに関しては、全然足りていないと思う。
とりあえず欠点40点として、なんとか合格点を頂いたとして、
次の第三段階目に進んで行きましょう!