「何年先でも占う事が出来ます」は本当なのか??

大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】

代表の黄麗です。

実は・・・
タロット占いは、万能ではありません。

タロット占いをして、たまに困る時があります。

それは、「あいまい」な答えが出て
YESかNOかが、はっきりしない時なのです。

先日、お客様から「○○さんからの返事は、YESですか?NOですか?」

という質問を受けたのですが

答えは、どちらとも言えない様な結果が出ました。

実は、この場合は相手がまだどうするのかを
決めていないような時のカードの出方です。

物事とは、人の意思が決まってから動きます。

相手の意志が決まらず、迷っている間は
まだ、未来は決まっていないのです。

そういう時は、はっきりと答えようがありません。

カードの出方を見て

「YESに考えが傾いていますが、まだためらいを感じます」
というような、答え方になってしまいます。

YESなのか?NOなのか?という

お客様の知りたいことに、的確にお答えできないのです。

しかし、カードは間違っていません。

そのような心の状態をそのままに示してくれているのです。

もし、相手の意志が決まったら、
カードは素晴らしく的確にそれを示すことでしょう。

また、タロットカードは遠い未来を占うことには適していません。

心の状態がそのまま出るのがタロット占いです。

心は状況によって、コロコロ変わります。

占うことができるのは、最長で1年先まで。

通常は3ヵ月先までといわれています。


ですから、「10年後どうなっていますか?」という
質問には全く適していません。

もし、占い師がタロットカードで一年先以上の未来を占えば

的中率はかなり下がってしまいます。

以前お伝えした、悪い結果を外す方法のように
心の状態や思考が今と変わってしまったら
当たらなくなってしまうからです。

 

詳しくは→悪い結果が出たタロット占いを変える方法とは?

ゆえに、なんでもかんでも
タロット占いで答える占い師は
勉強不足だといえます。

ちゃんと、わかっている占い師は

「そんなに遠くの未来を占う事は出来ません!」

とはっきりと言います。

それは、なぜタロット占いが当たるのかという
大前提の要素を理解しているからなのです。

なのに、お客様は
「占えない」という占い師よりも
「何年先でも占えますよ」と言う占い師の方が
腕が上だと勘違いしてしまう。

ただ、遠い未来を占って、良いカードが並んだ場合

お客様がそれを信じて取り組んで行かれれば

心理的効果としては有効であり

良い未来を引き寄せる材料にはなります。

悪い結果が出た場合は逆に
夢も希望も無くなってしまいます。

タロットは遠い未来を占っても
「今」を捉える占いですので、今の状態が出ます。

ですので、いくらお客様が10年先と言われましても
出ている結果は今を基準に表れるのです。

出た結果は10年先ではないということです。

悪い結果が出ても安心して下さい。

善処していけば、3ヵ月でまた変わるのだと思える所に
タロット占いの救いがあります。

お客様の質問をしっかりと聴いて
どの占い方が適しているのかを
見極めて占うには、タロットカードだけでなく
学問的占術やその他の学びも必要なのです。

 

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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