その52: もう死んでいる人

大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】

代表の黄麗です。

セキララにこれまでの人生の振り返る
「波乱万丈の女!占術家・黄麗の半生」・・・ 

その52回目は「その52: もう死んでいる人」のお話です。

その前に・・・
こちらはすでにお読みいただいていますか?

前回の記事はこちら!→「その51: 35歳の出会いから」

師匠に初めて会わせて頂いた。

その時の、私が師匠に感じた第一印象は

「この人、もう死んでいる!」

という、とんでもないものだった。

大変、失礼な第一印象を持ってしまって、
それを言える訳もなかった。

紹介してくれた女性が、
師匠は病気のデパートみたいに、
糖尿病にガンに、
色々と病歴を重ねているということを教えてくれた。

さらに、こんなこともも話してくれた。

「普通の人なら、とっくに死んでいると思うけれど、
自分で治して不死身の様に生き返ってくるのよね〜!」

私には、ドス黒い霧の様なものが
師匠を取り巻いているのが見える。

 

こんな状態で、生きているのが有り得ないと思った。

病み上がりだということで、声もかすれた感じだった。

それなのに、50人以上の人を相手して、
精神世界の講演と質疑応答をしている。

私は初めてだったので、
一番前の席に座らせてもらった。

新顔の私を見るなり

「君は何をしてきたんだ?!」と聞かれた。

私はびっくりして、「えっ? …色々です。」と答えた。

これが師匠との最初の会話。

私が師匠に黒い霧を見た様に、
師匠も私の黒い過去を見抜いたのかと思った。

いや、完全に見抜かれている。

私はそう感じてしまった。

師匠の話は面白かった。

真面目な話をしているのに、
時たま、会場を大爆笑させるジョークを言う。

本質を突いているから、面白い。

世間の綺麗事を滅多斬りにしてくれる。

私は社会の中であえいでいた。

人生の落とし穴に落ちていた。

この時、私はまだ自分の目が開いていないなどと思いもよらなかった。

現実、はっきり見えている。

霊的なものまで見えるのに!
しかし、それは表面だけしか見えていない目だったのだ。

続きはこちら!→「その53:内観セミナーに誘われて」

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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