大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
精神世界の旅
その178「神の領域」
私は時々、「神」という言葉を使うことがある。
日本語では、「神」と「上」はカミと同音で呼べる。
日本人は古来より大自然の中に「神」を観てきた。
日本神話やその他、大勢の「神」と名の付く存在がある。
歴史上の人物も「神」として崇めている。
天使、指導霊、守護霊という神との間で働く存在も
日本人は「カミ」と呼んだ。
至る所に神社があり
神様だらけの国に私たちは住んでいる。
だから一言で「神」と言っても
どの神様のことを言っているのか
分かりにくいのが日本語だ。
神は人と関わる存在もいるが
全く人と関わることのない次元に
存在する神もいる。
神と人との関係性の中で
人が勘違いしている例がある。
新型コロナウィルスで
多くの犠牲者を出したヨーロッパで
神に祈りを捧げ
神に守られていると言って
命を落とした聖職者は
神に守ってもらえなかったのだろうか?
宗教の集まりで感染して
命を落とした人たちは
神に守ってもらえなかったのだろうか?
私は「魂世紀」の著者に言われたことを思い出す。
「神様はあなたの召使いではない!」と。
神へ守護を頼むのも
ご利益信仰の一つに過ぎない。
人間が願うように
守るか? 守らないか?
それは、人の都合の願いであって
神の都合ではない。
神は人間のエゴの為に
存在しない。
人間ができることは
エゴを捨てて
「神」に心を合わせることだ。
私たちが信じることによって
その周波数と一致する次元の
「カミ」と呼ばれる存在と繋がる。
そして、召使いは人間の方である。
カミの意を受けて
働くことをするのは人間の方だ。
カミの意だから
カミの力が働くのは
自然の摂理と言える。
私は「神」という言葉を使っていても
神のほんの一部を
内観によって開いた感性を通して
感応できたにすぎない。
それは、魂に目覚めた後に起こった。
神は外側にも
私たちの内側にも存在する。
人間は、それ以上神を語れるほど
賢く創られていない。
「神は偉大なり」
神を表現するそれ以上の言葉を
人間は持ち合わせていない。
神は人間を通して
ほんの一部分を見せてくれているにすぎない。
それを感性で少しでも感知できれば
あなたの信仰はゆるぎないものになる。
唯一無二の魂を通して
神は神を内側から感じさせてくれる。
だから
「あなたの本質は神であり、愛である」
と言い切ることができる。
それは、ゆるぎない真理である。
つづく…。
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3泊4日間の精神世界の旅の詳細は下記HPより
ブログ「精神世界の旅」121話からも
内観のことについて書いています。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。