大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
精神世界の旅
その108「煩悩を落とす」
「108」と聞いて
すぐに連想してしまうのは
「除夜の鐘」や「煩悩」ではないだろうか?
「煩悩」は人が苦しむ元とされている。
【煩悩の基本10種類】
貧(とん):必要以上に求める欲
瞋(しん):許すことができない怒り
痴(ち):無知さからくる愚かな行い、愚痴や愚行
慢(まん):自分が他人より上であることを示したがる傲慢さ
疑(ぎ):信じる心がなく疑り深い
有心見(うしんけん):自分の身体に対する感謝の欠如
辺執見(へんじっけん):白黒つけずにはいられない極端な思考
邪見(じゃけん):因果を否定する考え
見取見(けんしゅけん):自分の考えに固執する、偏見
戒禁取見(がいごんしゅけん):自分の行動に固執する
これを基本に108の煩悩が分類されている。
自分の苦しみの元が、自分の内側にある。
自覚できているものは
改善のためのコントロールは可能だろう。
煩悩と上手く付き合えばいい。
問題は自覚のない「自分」だ。
そして裸の王様のように
周りの人は知っていて
自分だけ知らない「自分」がいる。
煩悩の一つをばら撒きながら
相手に不快な思いをさせていて
そこから起こってくる不幸な出来事の
原因となっているのが
よもや自分だとは気が付かない。
相手を変えても
場所を変えても
同じことが起こっていたら
原因はただ一つ
自分にあるということだ。
煩悩を落とすとめには
まずは、自分の内側にあるものを
しっかりと確認していく作業が大切となる。
それが内観の入り口である。
自分の内側を
知らなければ一生知らないままで終わる。
周囲に対して、自分の人生に対して
「なぜ?」「なぜ?」と思いながら。
知ってしまえば
知らなかったことが続く未来を
どれほど恐ろしいことかと
ゾッとする。
そして、人生の尊さに感謝しながら
自己変革の旅が始まる。
つづく…。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。