占龍館の龍桜姫叶です。
トラウマとは本来PTSDという病名なのですが、幅広い意味で使われていますよね。
少し嫌な思い出をトラウマと言うのは違いますが、生きていくのは本当に大変なので、大なり小なりトラウマを抱えて生きている方は多いと思います。
私も虐待、事故、事件、病気などの数多くのトラウマを抱えて生きている人間なので、今回は私の経験上、効果があったトラウマとの向き合い方をお伝えしようと思います。
①トラウマを忘れる、消す努力はやめる。
残念ながら、起きてしまったことは誰にも消せません。例え凄腕の医師であっても。
忘れる努力をして忘れられるなら、あなたは今悩んでいませんよね?
余計に辛くなってしまうので、トラウマを忘れる、消す努力は今すぐやめましょう。
②気が済むまで人に話す。
話す=放す。という意味もあります。
相手は必ずしも資格を持った専門家でなくとも構いません。
ですが、ここで重要なのが、貴方の話を「否定しない、遮らない、自分の意見を押し付けない」人を選ぶことです。
聞いてくれる相手には、感謝を伝えましょう。
③今を生きる。
実はこれが最難関です。
決して暇だから悩むわけではありませんが、あまりにも時間が有り余ると、良くない方向に考えてしまうのは人間誰しもあることです。
仕事をしていない(できない)方でも、今を充実させることはできます。
睡眠や食事はしっかり摂って、漫画を読み漁る、興味のある事を調べまくる、勉強をする、創作活動をする、など、なんでも良いので打ち込める事を見つけましょう。サークルなどで、仲間がいると更に良いです!
トラウマの程度によっては、医療機関で本格的な治療が必要な場合もあります。
そして、仮に人に「そのくらいで」と笑われたとしても、その人は貴方と同じ経験をしたわけでも無いし、人と比べることでもありません。
私はトラウマ治療のゴールは、「消し去る」事でも「忘れる」事でも無く、とことん向き合って折り合いを付け、共に生きていくことだと感じています。
あんなこともあったなぁ。あの時は辛かったけど、何か意味があったんだろうな。
とか、時間が経つにつれて小さくなっていき、気にならなくなれば、乗り越えた=ゴールです。
私もトラウマの幾つかは、
「でもそれも私の人生の欠かせない一つなんだ。それでも生きている自分は立派なんだ。」
と思えるようになりました。
長くなりましたが、トラウマとの向き合い方に悩んでおられる方や、聞いてくれる相手が身近に居ないという方は是非お越し下さい。(*^^*)
何度でも一緒に、貴方のお悩みと向き合わさせて頂きます。
今年もよろしくお願い致します。