その39・空海の十住心論 一道無為心

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『黄麗・真理への道』
39回目は「空海の十住心論 一道無為心」のお話です。

前回の記事はこちら・・・その38・空海の十住心論 覚心不生心

 

空海の十住心論の第八段階目は一道無為心です。

一道無為心は「いちどうむいしん」と読みます。

大乗仏教のうち天台宗の境地ということで、天台宗は最澄が開祖で、比叡山が有名ですね。

これは、「空海と最澄」ということで、小学生の時、社会科で習いました。

弘法大師は、最澄にあなたの教えはまだ八段階目ですよと言っているわけです。

普通なら、すごい心臓だと思います。

しかし、弘法大師の境地なら、言えてしまうのですね。

一道は法華経一乗のことです。一乗とはひとつの乗り物という意味です。

無為はさとりの真実の世界のことです。

法華経の教えによる精神統一にて瞑想にはいって、

人びとが本来もっている徳性は汚れに染まらないと観想し、

全ての人の心が清浄であることを知る境地です。

法華経の勉強をしないと、その教えによる精神統一ができないですね。

お寺では朝の勤行で

第21:如来神力品(にょらいじんりきほん)

第25:観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんほん)(観音経)

を唱えているところが多いです。

黄麗もよく唱えます。

一道無為心は、

「心は清らかであり、心は外にもなく、内にもなく、その中間にもない。

心は欲の世界のものでもなく物の世界のものでもなく、

精神世界のものでもない。」ことがわかる状態です。

じゃあ、どこにあるの!

と言いたくなってしまいますね。

黄麗も心は精神世界のものとしてお話していますから、それ以上の概念です。

さとりの真実とは、私たちの概念を越えています。

まだ、あと二段階もあります。

黄麗はもう、落第していますから

分からなくても、分かっていないことを自覚して、最後まで進みます!

ついてきて下さいね!

つづく・・・

 

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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