大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
分割の最後のお話は「十」と「十二」です。
これは、切っても切り離せない関係性にあります。
十干十二支 「九星気学」「四柱推命」等に使われます。
十惑星十二星座「西洋占星術」等に使われます。
「十」と「十二」の掛け合わせで、運勢を観ていきます。
「十」はカバラ数秘術でも1~10の数字の意味に物事を当てはめて観みる分割法に使われています。
十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素からなりますが、
これは五行の陰陽を表しています。5×2=10種類の分割です。
甲きのえ 木 +
乙きのと 木 -
丙ひのえ 火 +
丁ひのと 火 -
戊つちのえ 土+
己つちのと 土-
庚かのえ 金+
辛かのと 金-
壬みずのえ 水+
癸みずのと 水-
という意味で、性質を表しています。
では「十二」という数字はどこから来ているか?
これは、月と木星の周期から来ています。
12星座(十二支)を約12年かけて木星が一周します。
木星は吉星、幸運の星とされています。12は3の倍数です。
毎年順番に移り変わっていく「今年の干支」というのは、
木星の位置する干支(方位)のことです。
なぜ「十一」を飛ばして、「十二」なの?と
思われた方も多いと思います。
「二」~「十」までは物の見方による分割法の違いでした。
10進法が基準です。
「十二」は月や木星の周期が基準となっているので、12進法です。
11進法というのはありませんから、「十一」は無いのです。
われわれが普段つかう10進法は両手の指の数からきていますが、
12進法は古代バビロニア人が作ったと考えられていて、
新月から満月までの間隔約30日を12回繰り返すと1年経過することを知っていて、
それが基準となっています。
12進法は、現在でも時刻や12ヶ月という身近な所で使われています。
時のリズムは12(3の倍数)で進んでいるのです。
ですから、目標達成などの期日は3の倍数を使うのがよいのです。
以上で分割のお話は終わりますね。