大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
『黄麗・真理への道』
15回目は「ご先祖供養を思うようになって」のお話です。
前回の記事はこちら・・・その14・真言(マントラ)の一日
私は、いつからご先祖に対して恩を感じるようになったのだろう?
お恥ずかしいことで、三十代半ばに内観セミナーを受講するまで、
お墓参りをしても何をしても、それは形だけで、心の底から恩を感じてはいなかった。
私は、全然分かっていなかった。
ご先祖様がいて、初めて自分が存在できていることに対して、
それがとんでもなく凄いことだという自覚が無かった。
父方の先祖のお墓は石川県白山市にある、以前は松任市と呼ばれていた場所だ。
母方の先祖のお墓は京都府舞鶴市にある。
内観で深くまで行くと、必ず先祖と繋がる。
先祖を通して、頂いている宝を発見する。
親不孝を重ねてきた私が、急に「墓参りをしたい!」と言い出したものだから、
親もびっくりしたようだったが、私と弟を連れて一緒に墓参してくれた。
そして、家系図を書いた。
4代先までしか分からなかった。
今、自分が生きているということは、両親をはじめ、ご先祖様のおかげ以外何ものでもない。
身体の中には、きっちりとDNAとして記録されている。
私は今まで一体何様のつもりだったのだろう?
人のおかげで、人がいて、自分が存在できているのに…。
今、この時代を一緒に生きている人達も助け合って生きている。
ご先祖様は、時空を超えて、
私という人間の存在を支えて下さっているのだ。
こういうことが分かって、やっと私の人生は味わい深い人生となった。
気づいてなくて、生きて来た私。
気づいて、生きていく私。
この違いは大きい。
つづく・・・