『黄麗・真理への道』
14回目は「真言(マントラ)の一日」のお話です。
前回の記事はこちら・・・
黄麗が今まで一長い時間唱えたことのあるマントラは
虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか
というマントラです。
真言密教を日本にもたらした空海が、
室戸岬の洞窟「御厨人窟(みくろど)」に籠もって
「虚空蔵求聞持法」を百万遍唱え、悟りが開けたと伝えられています。
黄麗も御厨人窟まで行きました。
この中で空海が修行されました。
一定の作法に則り、百万遍唱えることを
50日または、100日間で行うのが、虚空蔵求聞持法です。
100日間で行うとして、1日1万遍唱えなくてはなりません。
今の黄麗は、100日間もお仕事を休んで籠ることはできません。
最長にお休みを頂いたのが、瞑想で12日間です。
しかし、黄麗は、挑戦したのです。
自宅でたった、1日だけの1万遍に!
「なーんだ!」と思ったあなた!
1万遍が出来なくては、百万遍が出来るわけもないのです。
まず、第一日目に3時間唱えて、のどが痛くなって挫折しました。
充分なお水を横に置いておかなかったのが失敗の原因です。
再チャレンジした時に、見事1万遍唱えることができました。
10時間かかりました。
「それが、どうした!」と思ったあなた!
やった人にしか、分からないことが出てくるのです。
再チャレンジの時も、やはり3時間ぐらい唱えた時に、
続けるのが苦しくなって挫折しそうになりました。
そうしたら、
1遍唱えるごとに、
ご先祖様がお一人ずつ目の前に現れてきたのです
会ったこともないのに、なぜかご先祖様だと分かりました。
黄麗はこの1遍1遍をお一人お一人のご先祖様に捧げようと思いました。
もう、感謝いっぱいの気持ちになりました。
そうすると、あれほど苦しかったものが、すっと消えて、楽に唱えられるようになったのです。
沢山のご先祖様に会わせて頂きました。有難くて涙が出てきました。
残り7千遍でしたので、7000人。
13代遡れば8192人のご先祖様になります。
100万人のご先祖様は、20代遡れば超えてしまいます。1048576 人になります。
西暦1700年は将軍徳川綱吉の時代、1701年に刃傷松の廊下事件。
西暦1600年は関ケ原の戦いの時です。
20代遡った時代は戦国時代だと思います。
そんな、ご先祖様との出会いをこの1日で体験したのでした。
つづく・・・