大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
セキララにこれまでの人生の振り返る
「波乱万丈の女!占術家・黄麗の半生」・・・
その73回目は「その73:アトピーだけを消そうという欲がダメ」のお話です。
その前に・・・
こちらはすでにお読みいただいていますか?
前回の記事はこちら!→「その72:取り引きの感謝は感謝にあらず」
私が子供の頃は、
あまり「アトピー」という言葉を耳にしなかった。
しかし、最近は発症されている方が多いようで、
真理の勉強会にもアトピーに苦しんでいる方がおられて、師匠に質問された。
「どうしたら、このアトピーは治りますか?」という問い。
それに師匠が答えた。
「アトピーだけを消そうという欲がダメだ。」
つまり、原因をとりのぞかないで、
出ている症状をどうにかしようと思ってもダメだということを言われた。
これは、アトピーに限ったことではない。
私はこの時、椎間板ヘルニアを発症していた。
歩くのが困難なほど激痛だった。
私の腰痛を知った友人から「腰痛は怒である」という本をプレゼントされた。
その時は、
「私は別に怒ってなんかいない!」と思った。
心的な原因は、自らが内観によって探っていくしかない。
自覚が無い部分に原因があることが殆どだ。
人に正解を指摘されても、自分が心の底から、
その原因となる心グセを認めない限り、本当に治ることはない。
私は、椎間板ヘルニアを治すために、病院に通った。
恐ろしいほど長い針の注射を打たれた。
痛みを止めるブロック注射というものだ。
神経を圧迫しているために、
私の左足がこのままでは壊死してしまうという状態になった。
歩けないので、車いすを使わせてもらった。
手術の日にちが決まった。
1か月以上の入院になるということだった。
私は手術をしたくなかった。
なぜなら、手術をしても再発するかもしれないという説明をうけたからだ。
アトピーは心の奥底を覗いてみると「嫌悪」というキーワードが見つかる。
私の場合は腰痛なので「怒り」ということだが、
自分は怒っていないと思っているので、それを認めるも何もできなかった。
怒りにも色々ある。
烈火のごとく怒るというのもあれば、
表に出ない消極的な怒りもある。
私の頭には、怒りという認識は積極的怒りしかなかった。
私は内側で静かに怒っていた。
やっと、自覚がでた。
認めることが出来た。
色々なことを我慢していた。
今まで気が付かなかったことを、自分自身に詫びた。
涙があふれて来た。
翌日、病院に行った。手術1週間前だった。
担当医が「おっ! 動いている!」と言った。
ぶらぶらになって、動かなかった左足が動いたのだ。
精密検査を受けた。
神経を圧迫していたヘルニアが小さくなっていた。
心の深い所にあった、
気づきもしなかった静かな怒りを認めたと同時に、治ってしまった。
結局私は、手術を受けなくて済んだ。
その後、痛みも消えて、3年程は左足にしびれが残ったが、現在は完治している。
全ては、心の表れである。
起こっている現象に対応するのではなく、
その根本の心の調和に目を向けること。
それが、大切だと、痛い思いをして、身を持って体験した。
続きはこちら!→「その74:黙って見ているのが愛」