大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
セキララにこれまでの人生の振り返る
「波乱万丈の女!占術家・黄麗の半生」・・・
その22回目は「結婚したいと思う時」のお話です。
その前に・・・
こちらはすでにお読みいただいていますか?
前回の記事はこちら!→「その21:不倫が楽」
子供の頃から・・・
結婚したいなんて思わなかったけれど、
「結婚もいいなぁ」と
思えるようになったのは
年齢的なものもあると思う。
若い時とは考え方も違ってくるが、
ストッパーになっている事件があった。
実は私は19歳の時に
「独身男性アレルギー」になってしまった。
恋愛トラブル。
34歳の付き合っている人と別れる為に、
25歳の人と付き合い始めた。
どちらも独身男性。
25歳の新しい彼からのアプローチは熱烈で、
私の心は傾いていった。
毎回プレゼントを持って
私に逢いに来てくれた。
生まれて初めて東京まで
飛行機で連れて行ってくれた。
新しいマンションに家具を揃えて、
私と一緒に住む計画を立てていた。
私も彼氏と別れたかったので、
ちょうど良いと思った。
別れたい彼氏。
だけれども情もある。
やっぱり好きなんだ・・・。
複雑な心境。
まだ、知り合って間もない新しい彼のことを
本当に好きになれていなかった。
匂いがダメだった。
そして事件が起こった!!!
なぜか私に彼氏がいるのが、
新しい彼にバレてしまった。
私は車に拉致された。
車の中には大きな包丁があった。
私は緊張した。
激怒している相手に言葉が出なかった。
車は高速道路を走っている。
「このまま、車をぶつけて、一緒に死のうか? 」
と彼が言った。
今までの優しかった彼とは
別人になっている。
このままだと、私は殺されてしまう。
一般道に降りて、
信号で止まりそうな速度になった時
私は走っている車のドアを開けて飛び降りた。
激しい衝撃。
服が破けて、身体中擦り傷がついた!
道路を転がって、起き上がって、
助けを求めた。
男性の3人組が歩道を歩いていた。
私は必死で助けを求めた。
「助けて下さい! 殺される!」
ここで・・・
ドラマならカッコイイ正義の味方が現れて、
私を救ってくれるはず!
しかし、現実は誰も現れない!
前にいる3人は状況が把握できていないのか、
知らんぷり。
これは、ドラマじゃない!
誰も助けてくれない!
「大丈夫ですから!
ちょっとこの子、頭がおかしいので!」
私は車から降りてきた彼にまた、
車に連れ込まれてしまった。
白昼の出来事。
スマホもない時代。
カップルの痴話喧嘩。
警察にも通報されなかった。
車に再び拉致された私は、
一緒に住むはずだったマンションに連れ込まれた。
そこで、生きながら殺されていく
女性のビデオを見せられた。
吐きそうになった。
残酷で直視できなかった。
私は本当に殺されると思った。
目の前には、包丁とピストルがあった。
彼は思い詰めていた。
相手を挑発すれば、もう終わってしまう。
私は終始無言で過ごした。
相手の話だけを聞いた。
他に男がいたのが
絶対に許せないらしい。
監禁3日目・・・
気持ちが落ちついたのか、
疲れたのか、彼が眠った。
今しかない!!!
私はマンションの外に脱出した。
警察に行こうと思わなかった。
もともとは私が悪いから。
彼は上場企業のサラリーマンだった。
彼の未来も考えた。
私は彼に沢山のお金を使わせてしまった。
包丁は本物だったけれど、
ピストルはモデルガンだった。
その後、彼からは、一通の手紙が来て、
会わずに、終わった。
3日間の監禁で・・・
彼の気持ちは治ったようだった。
この事件がトラウマになって、
私は独身男性が怖くなってしまった。
そんな私でも、30代後半になって、やっと、
友人の結婚式で幸せそうな新郎新婦を見たり、
仲の良い夫婦を見たりすると、
「私も結婚したいなぁ」
と思うようになった。
35歳の時に、内観のセミナーを受けて、
考え方が変わったからだと思う。
一人で気負って生きていくよりも、
好きな人と助け合って生きていく方がいい。
人の価値観や考え方は成長と共に変化する。
「結婚なんてしたくない」
が私の中から、消えて・・・
「結婚出来れば有難い」
に変わっていった。
続きはこちら!→「その23:寂しいのはダメ?」