大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
精神世界の旅
その187「食べ物とのバランス」
私たちは心身を食べ物によって
コントロールされていると言っても
過言ではない。
実際、私の知り合いで
よく怒っていた人が
ベジタリアンになってから
ほとんど怒らなくなった。
私自身もベジタリアンになってから
とても心身のバランスが取りやすくなった。
非常に調子が良い。
ところが、五葷(ごくん)と言って
ねぎ、ラッキョウ、ニンニク、あさつき、ニラなどが
入った食事を食べると
体調が宜しくない。
もともと、私は好き嫌いが無かった方だ。
動物の命を尊ぶという精神から
ベジタリアンになったのだが
野菜は何でもOKかと思ったら
仏教では、特に禅宗で
禁葷食に含められる植物があった。
それが五葷と言われるものだ。
それは、性欲を刺激するので
修行の妨げになるから「禁食」というのが
理由として書かれてあったが
実際にベジタリアンになって分かったことは
それだけが理由でないと言うことだった。
動物性のものを食べなくなると
植物性のもので食べてはいけないものが発生する。
それが、食事のバランスというものだ。
動物性のものを食べている時は
実際にネギやニンニクを食べても
体調が不調になることはなかった。
それは、両方を食べることで
バランスが取れていたからだ。
ベジタリアンになって体調を崩す人は
野菜なら何でもOKと思い込んでいる所に
落とし穴がある。
実は、野菜には毒を持つものがある。
その毒が薬味と言われるように
肉や魚の毒を消してくれていたのだ。
動物を食べなくなると
薬味はストレートに毒になる。
私はネギ類を避けるようになった。
体験から学んだ食のバランス。
現在は、情報を鵜呑みにすることなく
身体の声を聴いて食事をしている。
私が子供の頃は
好き嫌いが「偏食」と言って
非常に悪いことだと教わったが
現在は、それは間違いだとハッキリ言える。
人の身体は神秘だ。
その人が拒絶する食事は
その身にとって毒である。
現在はアレルギー食品と言われるものが
認知されているが
私の子供時代は
食事を残したり、食べなかったりすると
わがまま、好き嫌い、偏食などと言われた。
自分の身体に素直な人にとっては
難儀な時代だったと思う。
人は活動によって
嗜好に変化が起きたりする。
妊娠したら
すっぱいものが食べたくなるのも
その一つの例である。
頭で考えて、栄養学にこだわって
身体に良いというものを選んで食べていても
それは、本当はあなたの心身にとっては
ストレスを与えていることに
なっているかもしれない。
身体の声を聴いて
身体が本当に欲しているものを
与えてあげることが
心身のバランスを保つことになる。
身体の声が聴けるのは
感性が開いているということだ。
それは、嗜好品や欲で食べる食事とは
違う意味の食事となる。
つづく…。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。