大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
『黄麗・真理への道』
39回目は「空海の十住心論 一道無為心」のお話です。
前回の記事はこちら・・・その39・空海の十住心論 一道無為心
空海の十住心論の第九段階目は極無自性心です。
極無自性心は「ごくむじしょうしん」と読みます。
華厳宗を学ばない限り、意味が分かりません!
「迷いの世界も悟りの世界も超え、六つの感覚器官も離れて、はじめて極無自性心が生じてくる。」
もう、超えて、超えての世界です。
異なったものを受け入れる無限の広い心の状態を表しています。
もう、両極など無いのです。
普賢菩薩が悟ったところの瞑想の世界とされています。
黄麗は一切を愛することのできる境地なのかと、思いましたが、それも違います。
そんな状態も超えています!
一切を愛することのできる境地にたどり着きたいと願って、
それが人間として、最高の境地だと思っていたのですが、
まだまだだと弘法大師さまは言われるのです。
自分が最高だと思っていたものが、否定される…。
それは、とても喜ばしいことです!
それが、成長だと黄麗は捉えます。
最後の十段階目は、どうなっているのでしょうか?
いよいよ、最終段階へと進ませて頂きます。
つづく・・・