その74:黙って見ているのが愛

 

大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】

代表の黄麗です。

セキララにこれまでの人生の振り返る
「波乱万丈の女!占術家・黄麗の半生」・・・

その74回目は「その74:黙って見ているのが愛」のお話です。

その前に・・・
こちらはすでにお読みいただいていますか?

前回の記事はこちら!→「その73:アトピーだけを消そうという欲がダメ」

勉強会に参加している女性が、自分の息子のことで悩んでいた。

「親という漢字は、どんな漢字か?」と師匠がみんなに投げかけた。

「木の上に立って見ている。すなわち、見守っている状態を表している。」

師匠は、その母親である女性に対して、
息子に対する愛の形を変化させるように告げた。

彼女は、息子に対して「こうあってほしい」という理想の気持ちが強すぎた。

だから、いつも息子に口うるさく指示していた。

息子は母の言う通りにしないし、逆に反発していた。

「黙って観ているのが愛だ。」

「子供が助けを求めた時にすぐに助けられるように、親はただ見守っているだけでいい。」

そう続けて言われた。

彼女は息子を溺愛していた。

師匠からそう言われても、息子に関わりたくて仕方がなかった。

「それが、あなたの今の修行だ!」

あっさりと、そこで師匠は、話を打ち切った。

 

私は、その話を聴いて、自分の両親に置き換えてみた。

私の両親は、私が17歳の時から実に見守ることを徹底してくれた。

「お前の人生だから、お前の好きに生きればいい! もう父さんは何も言わない。」

この言葉に、母もうなずいた。

15歳で家出して、自宅へ生きて帰ってきたのが17歳だった。

17歳の時、私は挨拶に帰っただけで、引き続き離れて暮らした。

「私が生きているだけで、OK!」

親はそう思ってくれるようになってしまった。

あんなに厳しかった父が、私を解放した。

そして、私が困って父に頼った時、さっと、助けもしてくれた。

親不孝をしてしまった私。

どんなに深い愛で、その後を見守ってくれていたことかと思う。

何も親孝行ができていない私。

「お父さん、お母さん、ごめんなさい。」

今でも黄麗は思っています。

そして、命と愛をありがとうございます。

 

続きはこちら!→その75:何が自分の愛の流れを止めているのか?

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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