大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
精神世界の旅
その197「呼吸という欲」
欲とは
何かを欲しいと思う心。
欲望、欲求などともいう。
何かを得られなくて
苦しむのは
それは欲があるからだ。
人間の三大欲求は
一般的に①食欲②睡眠欲③性欲だと言われている。
それは生理的欲求なので
生きている限りは
性欲以外の食欲と睡眠欲は
無くそうと思っても無理だと
私は思っていた。
人間は食べなければ死んでしまうと
思い込んでいた。
だから、世の中に食べないで
生きている人がいることを知った時は
信じられなかった。
そして、それを確かめるために
食べずに生きている人に直接会い
話を聴いた。
睡眠もほとんど必要なくて
1日1時間で充分と言うことだった。
私は物欲や名誉欲や承認欲などは
無くそうと思えば
できると思っていた。
しかし、食欲と睡眠欲は
生きることに関して
その欲を無くすことなど
不可能だと思い込んでいた。
その人との出会いは
私の不可能という思い込みを壊してくれた。
そして、ブレサリアンと言われる
その人達と同じになれるように
今、トレーニングを積んでいる。
三大欲求を無欲にした後
絶対に出てくる欲求がある。
それは呼吸欲だ。
普段は意識せずに呼吸しているので
わざわざ欲が湧くことは無い。
しかし、私は過去3回
肺炎になったことがある。
普通に呼吸できることが
どれ程有難いかを
20代と30代で思い知っている。
満たされていたら欲は出ない。
だから、呼吸欲なんて
呼吸法に取り組んでいる人か
呼吸ができない状態にならない限りは
なかなか感じるものではない。
誤解の無いように
申し上げると
私は禁欲には大反対だ。
すべては満足から
欲の世界を抜けて行っている。
沢山食べたし
沢山飲んだし
沢山物を買ったし
沢山色々な体験もした。
沢山楽しんで
沢山苦しんだ。
そして、様々な欲が消えていった。
私は今
呼吸をとても楽しんでいる。
空気を味わっている。
つづく…。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。